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2023年02月27日
第24回多職種連携研修会(ま~るの会)まとめ
第24回 丸亀市多職種連携研修会(ま~るの会)
ZOOMミーティング及び
多職種の方々(少人数)会場にて参加
場所:丸亀市医師会館内
主催:丸亀市在宅医療介護連携支援センター
令和5年2月14日 19:00~20:30
香川県立保健医療大学看護学科教授 片山陽子先生
テーマ「多職種連携を基盤に地域で実践するアドバンス・ケア・プランニング」
参加人数97名 アンケート回答率1.9%
【講演のまとめ】
・ACPにおいては考え方は諸説あるが、日本では2018年3月に改定があり、「人生の最終段階 における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」にACPを組み込んでおり、終末 期に焦点を当てているため、解釈が難しくなっている。
・ACPは本人を人として尊重した意思決定の実現を支援するプロセスであり、本人が将来のケ ア に関する価値観、大切にしていること、気がり、選好を理解し、多職種のチームで支援す る ことである。
・ACPを実践するには、まず本人や家族が本人の価値観、大切にしていることを理解する ことが重要であり、多職種は本人の気がかりを取り除くこと、本人の気がかりを取り除く と 頭の中の考えや気持ちを整理でき、自分の価値観を明確に出来、環境の整備ができる。 その時に限らないが、多職種は説明することはあっても、説得になってはならない。説明した 時に本人が頷いたとしても、それは同意ではない。本人の言葉で発言して頂いた言葉が意思 決定であり、記録で残すことができる。
・ACPを実践するには、タイミングが重要であり、例えば入院時より退院時が望ましく、 つまりは健康状態が下向きな時にはタイミングは相応しくない。
・ACPにとって大事なことは日頃からの対話のプロセス。本人にとっての最善の選択は変化 する。一度きりではなく繰り返す、継続的な話し合いによって本人の人生観が理解をすること が出来る。
・ACPは終末期のみや最期の迎え方だけをきめることではない、誤解をしないで実施する こと。
【参加者】
合計97名
職種別 医師 6名 歯科医師 8名 眼科医師 1名 管理者(介護施設)5名
薬剤師 20名 管理薬剤師 1名 訪問看護師所長 2名 ケアマネ 18名
がん看護専門看護師 1名 保健師 7名 MSW 1名 看護師16名
社会福祉士 1名 精神保健福祉士 1名 主任介護支援専門士 2名
機能訓練士 1名 作業訓練士 2名サービス責任者 2名 訪問介護士 2名
2023年01月24日
第24回多職種連携研修会のご案内
第24回「丸亀市多職種連携研修会」(ま~るの会)ご案内
日時:2023年2月14日(火)19:00~20:30(受付18:30~)
場所:ZOOM ミーティング
講師:香川県立保健医療大学保健医療学部看護学科教授 片山陽子先生
テーマ:「多職種連携を基盤に地域で実践するアドバンス・ケア・プランニング」
申込み:2023年1月31日までにm-renkei@tiara.ocn.ne.jpのメールアドレスに
お願いいたします。
2023年01月24日
ま~るの会ACP研修前の事前アンケート結果
第24回多職種連携研修会 片山教授
ACP研修前アンケート集計結果
実施機関:丸亀市在宅医療介護連携支援センター
実施時期 R5年1月5日~R5年1月13日
対象者 病院関係・歯科医師・調剤薬局・居宅施設・介護施設
ケアマネ・訪問看護施設・訪問介護施設
対象施設数 236施設
アンケート回収数 68名
アンケート回収率 3.4%
アンケート回答協力施設
病院関係 17名 歯科医師 8名 薬剤師 10名 介護施設10名
ケアマネ 15名 訪問看護 3名 訪問介護 1名 介護施設管理者 4名
①ACPを知っていますか?
・知っている 36名
・いいえ 29名
➁はいと答えた方はどんな印象をお持ちですか?
(1) ご本人の意思や希望が何か伺い、一緒に向き合い話し合う。
(2) その都度変化するため、体調や気持ちに合わせて、ご本人、ご家族,
医療、ケアの担当者が確認し、みんなで支える
(3) まわりの人にとってはその時々の判断に困らなくて良い
(4)どのように生き、どのように死んでいくか、各々が考えるための良い機会ですが話題にしにくいテーマでもある
*はい と答えた方は研修を受けたことがありますか?
講師・テーマ
・会社の在宅医療の研修の時に研修を受けた
・病気の診断を受ける前から人生について考える
・片山先生(5名)
・事例検討会で
・松江市立病院 看護局長 吉岡佐知子先生
・滝宮総合病院 河原教代先生
③今回の研修で何を期待しますか?
(1) 医療者としてどのように話を伺い、アドバイスや様々な職種の方とどのように連携をとるのが、良いか(正解はないと思いますが参考例などあれば)教えていただければ良いか
(2) 利用者等に話をむけるタイミング等も知りたい,
ACPの進め方や本人だけでなく家族のケアについても学びたい
(3) 要介護の方で、どうACPを進めていくかを実際のケースを交えて話 を聞き実際のケース事例を知りたい
(4) 多職種連携の中で我々歯科の分野がどのように関わっていけるか、関 わっていくべきかをしっかりと見極められるよう勉強させていただきたい
(5) ACPの重要性が世の中に浸透して、介護現場や医療現場だけでなく、職場や学校などあらゆる場所で当たり前に議論されるようになったら良いと思う
④今回の研修で質問したいことはありますか?
(1)ACPの導入をしている施設はどれくらいあるのか
(2)話し合いを行う初回は、どういう流れで始まるのでしょうか
(ご本人から?医師から?)
(3)多数の人は「最期は自宅で楽に迎えたい」と言うと思いますが、どう してもそれを叶える事が難しい(家族さんの意向は入院とか在宅介護をする事が不可能等)場合にはどうするのがいいか?
(4)家族はどのようにサポートしていくのかを知りたい
(5)性格上、自分を曲げない為、退院前カンファレンスでも一方通行、
こういうケースの場合、何回も話し合いをどうすればよいのか
(6)薬剤師、歯科医師も関わっていきたいがどう介入すべきか
その他の意見
・本人、家族様にも渡せるACPの冊子や用紙(わかりやすく、簡単なもの)があればほしい(同意見1件)
2022年12月23日
第23回多職種連携研修会(ま~るの会)まとめ
第23回 丸亀市多職種連携研修会(ま~るの会)
ZOOMミーティング
主催:丸亀市在宅医療介護連携支援センター
令和4年12月19日 19:00~20:30
「がん診療連携拠点病院から在宅医療への連携
香川労災病院でのがん治療・緩和ケア・在宅移行」
地域がん診療連携拠点病院(高度型)
香川労災病院 副院長 國土泰孝先生
【講演のまとめ】
我が国の死因の第一位はがんであり、男女とも半数以上が罹患しており、死亡率も高く、がん特有の疼痛(がん性疼痛)の病態と治療対応の理解が重要である。
疼痛の評価方法を知ることにより、薬剤と投与方法を選択することが可能となる。各々の薬剤の副作用とその対処方法の理解も重要である。これらの疼痛に加えて、その他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に把握し、的確に評価・対応することで、苦痛を予防・緩和することが緩和ケアであり、対象は患者とその家族に及ぶ。疼痛以外の症状には倦怠感、呼吸困難、悪心・嘔吐、せん妄などがあり、これらの対応方法も把握する必要がある。講演では症例の提示があり、症状・所見とその対応方法について具体的な解説があった。また、在宅移行、見取りまでの緩和ケアについても解説があった。香川労災病院での取り組みについて詳細な説明がなされた。香川労災病院は多職種で緩和チームを作り、活動されている。
【参加者】
合計93名
職種別 医師7名 歯科医師7名 歯科医師理事長1名 眼科医師1名
管理者5名 薬剤師23名 看護師11名 ケアマネ25名
MSW1名 PT1名 OT1名 がん看護専門看護師1名
緩和ケア認定看護師1名 訪問介護士1名 保健師7名
社会福祉士1名
【聴講者からの感想】
聴講された方より、癌治療の緩和ケアという専門的な分野を知る事が出来、連携する必要性を
改めて理解したという意見が多く寄せられました。
2022年12月09日
第22回多職種連携研修会 YouTube配信終了のお知らせ
ご視聴頂きましてありがとうございました。
12月19日に労災病院 副院長 國土先生をお迎えしてZOOMにて講演をする予定です。
丸亀市在宅医療介護連携支援センター
藤田 加奈子
2022年11月29日
第23回 多職種連携研修会(ま~るの会)
関係機関 各位
2022 年12月吉日
丸亀市在宅医療介護連携支援センター
(丸亀市医師会内)
第23回『丸亀市多職種連携研修会』(ま~るの会)ご案内
拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、丸亀市多職種連携研修会(ま~るの会)は、コロナウィルス感染に加えてインフルエ
ンザの流行が予想されている時期でもありますので、今回も引き続きオンライン研修会を開
催いたしたいと思います。今後、患者さんご本人の意志によって住み慣れた我が家で過ごし
たいと思う方も多くなり、在宅療養が増えていくことも考えられます。医師、看護師、ケア
マネ、薬剤師、栄養士、PT、OT、ST、通所デイサービス、ヘルパー等の専門職の連携によ
りチームが作られると、患者さん(利用者)や家族の安心にも繋がります。
ご多忙中とは存じますが、時間が許す限りご参加をお願いしたいと思い、ご案内を申
し上げます。
敬具
記
◆日 時:2022年12月19日(月) 19:00~20:30(受付18:30~)
◆方 法:ZOOM ウェビナーによるオンライン開催
◆講 師:労災病院 副院長 國土泰孝先生
◆テーマ:「がん診療連携拠点病院から在宅医療への連携
:香川労災病院でのがん治療・緩和ケア・在宅移行」
◆申 込:2022年12月9日(金)までに、下記宛 FAX またはメールで
申し込みください。(出来るだけ、メールで頂けると有難いです)
➤➤申込み頂いたメールアドレスへ ZOOM への URL・QR コードをお送りいたします。
講師の紹介をさせて頂きます。
國土泰孝先生の紹介
労災病院 副院長
消化器外科部長(兼任)
緩和ケア科部長(兼任)
日本がん治療認定機構がん治療認定医他
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了
國土先生は緩和ケアに尽力を注いでいらしゃいます。
【緩和ケア】
緩和ケアを受ける場は、通院、入院、在宅療養(自宅で受ける緩和ケア)の3つに
分けられます。
これから患者さんご本人の意志によって住み慣れた我が家で過ごしたいと思う方が
多くなり、在宅療養は増えていくであろうと考えられています。
今回、研修では國土先生に緩和ケアについて詳しくお話をして頂けます。
ご多忙な國土先生に講演いただける機会を是非、逃さず参加して下さるように
お願い申しあげます。
2022年11月25日
第22回多職種連携研修会(ま~るの会)YouTube視聴のご案内
丸亀市在宅医療介護連携支援センターです。
いつもお世話になっております。
「生活とリハビリ研究所代表」三好先生
テーマ:『人生としての介護』のYouTube 視聴方法について
下記の通りご案内いたします。
◆ 開催日 時 YouTube配信
2022 年11月24日(木)am9:00~12 月 7 日(水)pm5:00まで
◆ 視聴方 法 下記 URL をアクセスして頂きますと見られます。
【視聴用 URL】 https://youtu.be/HygE8aaggTI
ご多忙中と存じますが、視聴して頂ければ幸いです。
2022年10月26日
第22回『丸亀市多職種連携研修会』(ま~るの会)ご案内
丸亀市在宅医療介護連携支援センター 藤田です。
いつも大変お世話になっております。
2022年11月16日(水)19:00~20:30(受付18:30~
「生活とリハビリ研究会代表」 三好春樹先生をお迎えして
「人生としての介護」の講演を開催を致します。
ご多忙中とは存じますが、ZOOMミーティングで行いますので
ご興味がありましたら参加をお願い申しあげます。
2022年09月09日
第21回多職種連携研修会(ま~るの会)まとめ
第21回 多職種連携研修会(まーるの会)
講 師 宅老所「よりあい」代表
介護福祉士 村瀬 孝生 先生
テーマ ~介護現場から学ぶ認知症の本質~
日 時:2022年7月27日(水)午後7時~午後8時30分
場 所:丸亀市医師会視聴覚室 オンライン研修
【講演内容のまとめ】
村瀬先生は今まで関わってきた高齢者の方のお話をユーモアを交えて話して下さいました。
村瀬先生が講演で伝えたかった事をまとめてみました。
高齢者の方々は、認知症と病名をつけられてしまうと中核症状が出現したと決めつけられてしまう。
しかしながら、認知症と言われている高齢者の話をよく聞いてみるときちんと言いたいことや感じたことなどが必ずある。けれども、家族や周囲の方、介護士の有資格者であっても、自分の概念に捉われて対応してしまいがちである。
カメラで例えるとピントが合わないことがあると思うが、被写体がズレている訳ではなく自分のカメラの腕が悪い。高齢者も同じである。認知症と診断されている高齢者も同じでピントがズレているだけで、見え方が変わるだけで自分の概念を失った訳ではない。その高齢者にピントを合わせていく、寄り添っていく介護をすることで高齢者に関わると現場も変わっていくということ。
医学的な概念は大事なことでもあるが、それだけでその方の人格を決めないでほしい。
就学前の子供もまだ概念という位置づけをされていないため、自由な発想があるのと一緒で、認知症という定義や概念で決めないで時間や空間も高齢者は時計とは違う中で生きている、老いるということはそういう事である。
ZOOMで参加された方からも反響が多く、村瀬先生のお話はとても貴重なお話でした。
視聴者は男性19名、女性60名、合計79名で、職種別は以下の通りでした。
医師7名、薬剤師24名、看護師9名、PT2名、OT1名、ケアマネ28名、介護福祉士7名、社会福祉士3名、ソーシャルワーカー2名、福祉用具関係者1名、介護サービス責任者1名、介護サービス管理者10名